ジローがたり

庭師です。植物と会話しています。ひとりごと多め。将来の夢はホームセンター経営です。

「バージン・ブルー」を思い出していた夏至

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ときどきどころか、いつも懐かしい歌を聴きたくなります。

 

可能ならば実際に聴くよ!

 

最近は「歌謡ポップスチャンネル」を活用しています。

 

懐かしい歌がフルコーラス! 最高だね。

 

 

とくに気に入っているのが「ツメ折り!カセットソング

 

今回は「#23 バンド(Vol.1)

 

 

プレイリストで、流れる曲はわかっています。

 

いちばんの期待は、

 

「バージン・ブルー」 SALLY

 

 

さらに、

 

「Crazy Doctor」 LOUDNESS

 

連続して、

 

「バラッドをお前に」 THE MODS

 

 

 

まさにあの頃のサウンドそのままです。

 

スピーカーから流れてくる音を聴いていると、

 

『よくできてるなあ』

 

と感心してしまいます。

 

編曲、演奏、レコーディングのミックス、素晴らしいです。

 

きめ細かいサウンドが感じられます。

 

 

 

当時は「雰囲気」と「ノリ」が重要でした。

 

細かいところを意識して聴くより、雰囲気。

 

音質よりも、ノリ。

 

テープには特有のノイズも再生されます。

 

音楽そのものを鑑賞するより、体感するためのアイテムというか。

 

ノイズだけじゃないです。

 

たとえば風の音なんかも。

 

風の音、ひとのざわめき、どよめき。

 

誰かと誰かの会話が邪魔に感じられても、それもOK。

 

そういう雑多さ騒々しさも含めて「音楽を聴く」でした。

 

だから大人になってから、じっくり音楽と向き合ってます。

 

驚きがあるんです。

 

こういうふうに演奏していたのか。

 

こんな音もあったんだ。

 

あ! テレビで聴いたときとコーラスが違う。

 

なんてことも。

 

 

 

10代の頃は、誰かのカセットテープで聴くというスタイル。

 

カセットテープだって、そこそこ高いんですよ。

 

一本で買うと、なかなかの値段。

 

『まとめて買おうか?』と誰かが提案します。

 

一本あたり安くなるということで。

 

何人かでお金を出し合って買ったことも。

 

なつかしい!

 

 

今回は「バージン・ブルー」が楽しみでワクワクしていました。

 

iTunesで販売されていないんですよね、SALLY。

 

 

「バージン・ブルー」は、夏のイメージが強烈にあります。

 

あの夏。そんな感じのイメージ。

 

自分の記憶とリンクするのですよ。

 

 

 

音楽ならではのフィクションの世界。

 

いくつになっても楽しめます。

 

もはや自分の思い出よりも、作り話の記憶。

 

この歌を聴いているときに脳内で感じ取る世界。

 

とてもとても素敵すぎるのですよ。

 

短編小説を読み返しているような感覚かな。

 

 

鮮度が落ちないです!

 

でもそれは、「いつも」ではないです。

 

「いいタイミングで聴き返す」からこそ。

 

ほどよく忘れて、

 

ほどよく色あせて、

 

ほどよく季節がめぐりめぐって、

 

だから新鮮。

 

 

毎年、夏が巡ってくる。

 

それと同じ感覚だと思います。

 

 

バージン・ブルー」が目当てでしたが、

 

その前に流れた、

 

「Crazy Doctor」と

 

「バラッドをお前に」にも、

 

心をわしづかみにされました。

 

いったいどれだけ、最高なんだ!

 

 

LOUDNESSの「Crazy Doctor」

 

同級生のギターでもかなり聴いています。

 

学園祭でのコピーも大人気でしたね。

 

「ライトハンド奏法」とか。

 

ギターの音も、その弾き方も。

 

「すげえ!」って驚きまくったのを覚えています。

 

 

 

 

THE MODSは「激しい雨が」の大ヒットに続くシングル。

 

・・・だったんじゃないかと記憶しています。

 

激しい曲、そしてバラッド。

 

夜中に聴きまくりました。

 

 

   ##

 

 

さっきNHKで「中学受験のストレス」が取り上げられていました。

 

その中で使われていた言葉がインパクトあって。

 

それが「教育虐待」

 

 

 

笑いごとじゃないですね。

 

シャレにならない要素も感じるんだけど。

 

すごい言葉を生み出したなあ。

 

と思いました。

 

 

 

受験のストレスは、まあ大変です。

 

確かにそうです。

 

だからこそ、音楽。

 

そんなときにこそ、最高にイカした音楽を。

 

 

「最高の音楽」を、耳だけでなく全身全霊で!

 

 

 

中学受験、高校受験、大学受験。

 

その頃の年齢って、感受性めちゃ高い。

 

むちゃくちゃ音楽が鋭く響いてくる時季だと思うんですよ。

 

 

 

今の人には、今の曲が響くと思う。

 

それでいいと思います。

 

どれが「名曲」かなんて、問題にもならないです。

 

本人が「すげえ!」って感じられる!!

 

それが重要。

 

 

 

他人なんて関係ない。

 

過去の自分も関係ないし

 

今この瞬間がすべてです。

 

閃光のように「すげえ!」って。

 

そういう感覚。

 

 

 

   ##

 

「バージン・ブルー」が大ヒットした夏。

 

あれからとてつもない時間が流れました。

 

それ相応の夏の数を経験しても、いつも初めての夏。

 

いつも違う夏です。

 

やっぱり夏は、夏で夏だからこそ、最高の季節。

 

そう感じます。

 

 

なぜかはわかりません。

 

たまたまかな?

 

今年の夏至あたりから「バージン・ブルー」を思い出していました。

 

 

今日の「ツメ折り!カセットソング」は最高です。

 

 

いぇい。

 

 

written by 水瀬次郎

 

 

イラストは「いらすとや」さんの「ラムネ」をお借りしました。